ソルベンシーIIの導入以来、リスクとソルベンシーの自己評価(Own Risk and Solvency Assessment、ORSA)は、保険業界に不可欠なものになっています。今年、多くの(再)保険会社が10 回目のORSAを実施します。この節目を記念して、ORSAが当初の目的を達成しているかどうか、また、この年次プロセスがアイルランドの(再)保険会社に付加価値をもたらしているかどうかについて検証します。本稿では、以下の点を取り上げます。
- 近年明らかになったベストプラクティスの分野
- 年次ORSA プロセスの付加価値を高めるための改善機会
- ORSA が十分な付加価値をもたらしているかどうかを知る方法