本稿では、英国および欧州の生命保険会社に関わる8月の規制の進展を振り返ります。欧州保険・年金監督機構(European Insurance and Occupational Pensions Authority、EIOPA)、金融行為規制機構(Financial Conduct Authority、FCA)、イングランド銀行(Bank of England、BoE)が公表した関連事項について、以下を含む組織ごとの詳細を確認します。
- EIOPAが、ソルベンシーIIの新たな比例性フレームワークに関する協議を開始
- EIOPAが、規制に関するQ&Aを公開
- FCAが、コンサルテーションペーパー24/16「The Value for Money Framework(価値のためのフレームワーク)」を公開
- FCAが、保険会社とブローカー間の情報共有に関する報告書を公開
- FCAが、純粋な保障性商品の市場調査を発表
- イングランド銀行(BoE)とFCAが、「Memorandum of Understanding(相互理解に関する覚書)」について声明を発表