IFRS第17号を公表した2017年5月から、保険業界は2021年1月1日の当初発効日に先立って実施プロセスを進めています。しかしながら、2018年後期のIASBの暫定決議の後、発効日は2022年1月1日に延期されそうな見込みです。
実施プロセスの過程で業界がIFRS第17号に関わる数多くの問題を特定し、1月、2月、3月の会合でIASB会合では、こうした問題を解決するためIFRS第17号の改訂の可能性について審議しました。
4月のIASB会合では、暫定決議を考慮した公開草案作成プロセスの次のステップとともに、重要性がそれほど高くない多くの広範な問題や毎年の改善について審議しました。
ミリマンのコンサルタントは、この4月の会合について本稿にまとめました。